
猫空間その12 F4キャンバス、アクリル、胡粉ほか ↑クリック拡大
「猫空間その11」を気に入ってくださったかたから、同じ(雰囲気の)絵を購入したいとのことで、自分の絵の模写からバリエーションを描くという制作をしてみました。
私は、描いている、そのときに思いついた描き方をすることが多く、その場で忘れてしまいやすいので、前作と同じ作品を描くことは、なかなか難しいのです。
しかし、幸いにもアクリル画の制作方法 マチエール作りという記事を書くためにアクリル画を描くステップを画像で残していました! ラッキーでした。
猫空間その12でも、ジェッソ&モデリングペースト、胡粉、コーヒーかす、ストーンマチエールなどを用いてマチエール作りをしています。絵の雰囲気を大きく変えるのは、最後の仕上げの彩色より初期の下地作りと色の積み重ねが大切だと深く感じました。基礎工事がもっとも大切なんだとこの機会に学ぶことができ、有意義でした。
また、猫の表情を何度も描いていると分かるのですが、猫の顔つきは、そのときの自分の心理が反映されやすいです(汗 怒っていればそういう顔になり、お腹がすいているとそういう表情になります(笑
猫の絵を依頼してくださったかたから、
「大好きなブルー系の背景は、なんとも優しくていながら不思議な雰囲気で、そして2匹の猫達もその背景の中でしっかりと存在感を現して、素晴らしい絵ですね」という、ありがたい感想もいただきとっても嬉しいです(=^・^=)

猫空間その13 F4キャンバス、アクリル、胡粉ほか ↑クリック拡大
マチエールの風合いとモノトーンの段階的色味がな面白いので、ほとんど彩色していません。前回の投稿の制作中作品の下方にグレーで重みをつけていき、右上のオレンジのリプリント(転写)に画面が響くよう、配慮しました。また右上のグレーのところには、青をほんの少し置いてみました。
この作品のもとになった猫は、黒っぽい虎猫でしたが、ここはやはり、我がモデルの黒猫にしてみました。ちょっと勇ましい感じにしたかったんですが、雰囲気出ていますか?
■追記
モデル猫のくろちゃんの弟子=三毛猫は、3日くらい外遊びをして、その後、外出禁止になったようです。写真は、けっこう撮れました。かわいいので、次回ご紹介します。
くろちゃんは、お姉さんぽく、めんどうを見て頑張っていたので、今はちょっと寂しそうです。

「猫空間」制作中
「猫空間」3号のアクリル画を3点進行中です。1点は、ほぼ完成、残るは、こちらの2点です。
下地(マチエール)を作って、色の感じを置いてみました。
向かって左のアクリル画のバックは、ジェッソと胡粉で下地を作り、パステルで彩色しています。久しぶりに使うパステル、このチョークを持った感じは、格別で胸がわくわくしてきます。色を指や手のひらで伸ばしていく感じも原始的で好きです。
右側の絵は、ちょっと悩んでおります。下地に動きがあるので、加筆したり消したくない……という気持ちになってきました。ブルー系統の色味やブラックをうまく使うと絵がしまっていきそうです。
アクリル画の制作途中段階が、いちばん想像力がふくらみ、どのように仕上げていくかを考えるのがたいへん楽しいです。
もし制作方針が変わったら、短時間にがらっと絵の雰囲気を変えることができるのも、アクリル画の面白さです。
■追記
モデル猫のくろちゃんに弟子がつきました。くろちゃんの飼い主さんが子猫の三毛を飼い始め、1身で愛情を受けていたくろちゃんは、ライバルの出現に少しの間、ショックを受けていました。
それから3ヶ月くらいたって、くろちゃんと三毛猫が、我が家につるんで遊びに来ました♪ なんというかわいさ! くろちゃんも、とっても元気で、車道の渡り方や人間・野良猫との付き合い方など新人教育しているようです。
三毛猫は、まだ用心して私から1.5メートルくらいの距離をとっています。
この2匹を描いたら、佳い絵ができそうだな……、とにんまりしています(=^・^=)

黒猫くろちゃんのアクリル画「kuro sideE」が、I さんのもとにお嫁に行った当日♪

そして、このようなおしゃれな額装をしていただきました!
思わず、「くろちゃん、立派になったね〜♪」と声が出ました。
I さん、とっても嬉しいです! ありがとうございます。
■I さんにお言葉をいただきました(=^・^=)
ART-Meterより黒猫の絵が届きました。
実物はモニターで拝見するより立体感のある素晴らしい作品でした。
地元の画装屋さんでアンティーク調の厚みのある、作品に合う物を 選んできました。
予想以上に良い雰囲気に治まり、とても嬉しいです。
これで幸運を届けてくれたらホントにラッキーかな(笑)
*注 黒猫は幸福を招きます。とくに白い毛のある黒猫が。
「kuro sideE」の拡大画像はこちらから

猫空間その11 F4キャンバス、アクリル、胡粉ほか ↑クリック拡大
猫! 自由に意思的に生きている猫たちの表情や動作は、無駄が少なく生き生きとして美しいです。「猫空間その11」も、マチエール、動きのある空間、そして猫たちの存在感の表現を、とくに頑張りました!
拡大して見てくださいね(=^・^=)
絵の地肌、マチエールを作っていくことは、とっても楽しい作業です。
私は、基本的に、ジェッソ、モデリングペースト、胡粉、コーヒーかす、サンド(ストーンマチエール)、水性粘土、ジェルメディウムなどを用いています。粒子を細かくしたければ、100均で売っているすり鉢があると便利です。最近、好んでいるのが、五穀米で、剥ぎ落としても面白い効果が出ます。
今回の「猫空間11」では、猫の部分はマスキング液をぬって、マチエールがほぼでき乾燥したところで、マスキングをはがしてモデリングペーストで盛り上げています。
>>アクリル画の下地材の種類を見てみる
「猫空間11」の絵の資料は、Kittens in the Sun (ペーパーバック) 、Hans Silvesterさん撮影のギリシャの光景です。この写真集に映っている猫たちは、とても自由で良い顔つきをしています。猫は、人々とともに日常的に生きていて、野良猫、飼い猫という考え方はないそうです。日本の猫写真集の多くが「かわいい路線」だと感じますが、Hans Silvesterさんは、もっと野生的な猫をあるがままに撮っていて、たいへんのびのびとして魅力的です。



