
スフマート(伊:Sfumato)という技法は、深みやボリューム、形を描くのに、色彩の層を上にどんどん重ね塗りする絵画の技法のことです。レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年〜1519年)など16世紀の画家が創り出しました。
パステルの教本を見ていたら、いつも気になるスフマート技法のことが記されています。
「スフ」とは、もともと煙のようなというイタリア語だそうで、スフマート技法では、色と明暗が互いに溶け込んで輪郭線もうっすらとさせています。
教本のパステルの技法百科(現在中古しかありませんが卓越した良書)を頼りに描いてみた絵がこちらです。
ブレンディングやグラデーションといった手法と近いものがあります。
最初は、ブルーやグレーで薄く輪郭線を入れ、色を置きながら指の腹や手のひらでぼかしていきます。 ハイライトは練り消しで抜いたり明るい色で描き、描線に見える部分は、指や綿棒でぼかして描いています。
明暗が魅力的なテーマを描くのに、スフマートは、なかなか効果的な描き方です。
テーマによっては、補色で描くと面白そうです。

黒猫02 B4変形ミタント紙、ソフトパステル、↑クリック拡大
黒猫のスケッチ、先日描いたもの(いちばん下の画像)が、深みがなく物足りない感じですので、絵のシンプルさはそのままに、修正・加筆してみました。
猫の形、とくにピンとした耳、前足を強く描き、体全体に厚みが出るよう、黒、黄色、オレンジ、紫、青のパステルで描き、バックも加えています。
さらに口元、鼻を、できるだけ明確に描き、猫の瞳に力が出るようレンズの形を意識して修正しました。
ひげもしっかりと描いて、できあがりです!
さて、立派になったかな?
*こちらの絵はArt-Meterで販売しています。
*画材は、ミタント紙のワイン系の色に、ソフトパステル(レンブラント60色、ホルベイン36色など)、パステル鉛筆(STABILO12色など)、綿棒、擦筆(さっぴつ)、練り消しゴム、パステルフィキサチーフ、などを使用しています。
描いていく過程で必要な色や道具を買い足していくのは、けっこう楽しみです。
>>パステル画の道具、詳しくはこちらです。

球形を意識して瞳を描く

黒猫(修正前) B4変形ミタント紙、ソフトパステル、↑クリック拡大

ごろにゃ〜ん♪(修正中) B4ミタント紙、ソフトパステル、パステル鉛筆 ↑クリック拡大
猫が転がっているのに、もとの絵(2枚め)は、どうも動きがないと感じ、修正をしています。
まず、猫ですが、修正前の猫の輪郭を弓形に近くして毛並みのタッチが残るような描き方、ソフトパステルの先で毛並みを強く描きました。画面を擦らずに、そのまま粗いタッチにしています。
パステルで深み厚みを出すよう寒色系、暖色系のソフトパステル各3色くらいでタッチを加えています。
バックは、猫のポーズと色の深み厚みに合わせて、ピンク、薄紫、濃紫、青のパステルで、再度調子を整えています。
パステルチョークを横にしてぐるぐる回したり、細かく点を描いたり、けっこう面白くなって描きました。
薄くのばしたパステルに強い線や面、クロスハッチングなどがあると、引き立つように感じます。
*こちらの絵はArt-Meterで販売しています。
おかげさまで、ご購入いただきました。ありがとうございます。

ごろにゃ〜ん♪(修正前) ↑クリック拡大
猫の目、鼻、口元、バランスをとって描きます。
パステルの黄色をぼかし、点描で4色入れた感じです。





